エゴグラム、人生脚本・・・
エゴグラム、人生脚本。
いずれも、心理療法の中の「交流分析」に出てくる言葉です。
先日紹介したPGCカウンセリングコースの最終講義は、「交流分析」でした。
「交流分析」は、1950年代、米国のエリック・バーンが創始した心理療法です。
まずは、自分の自我状態をエゴグラム(というテスト)で見てみましょう。
全部で50問です。
→ テストをする。テストを見てみる。
#どうでしたか?
エゴグラムは、人の自我を5つに分けて説明します。
1.CP (Critical Parent) :批判的な親
2.NP (Nurturing Parent):保護的な親
3.A (Adult) :大人の自我
4.FC (Free Child) :自由な子ども
5.AC (Adapted Child) :順応的な子ども
私は、アルファベットに例えると「N」型
つまり、CPに比べて、NPが高く、FCが(どーんと)低くて、ACが高い。AはNPとFCの間に位置します。
高い位置にあるのは、別の言葉では「つよみ」にもなる。
高い位置にあるものは、ほっておいても自然にでてきます。
もし、自我状態や行動を変化させたいとしたら、できることは、低い位置にあるものをトレーニングして高めること。
私の場合、抑圧されている「Free Child」を解放する必要があるようです。
「N」型は、心身症の傾向があるんですって。
トホホ・・・
#では、どうやって?
それでは、日常生活で行える自己改造(!)トレーニングを紹介しましょう。
1.CPを上げるためのプログラム
「私は~と思う」と、はっきり自分の考えを主張する。
・自分の意見をもち、それを主張することを練習する。
・決めたことを最後まできちんとやる。
・何かひとつ最後までゆずらずに頑張ってみる。
・部下や子どものまちがいを、努めてその場で叱るようにする。 など
2.NPを上げるためのプログラム
相手のよい点を見つけてほめる練習をする。
・相手の気持ちや感情を理解するように心がける。
・自分からすすんであいさつをする。
・相手の否定的な言葉や態度に応じないようにする。
・細かいことにこだわらず、相手のためになるよう行動する。 など
3.Aを上げるためのプログラム
言いたいことやしたいことを文章にしてみる。
・物事を分析し、その中に何らかの規則性がみられないかを調べる。
・同じ状況で他の人ならどう判断し行動するかを考える。
・相手の話の内容を「~ということですか」と確かめるようにする。
・1年間、1ヶ月、1週間、1日の計画を立てて、計画的に行動する。 など
4.FCを上げるためのプログラム
生活の中に遊びの時間をふやす。
・積極的に娯楽(スポーツ、映画、テレビなど)を楽しむ。
・芸術(絵、音楽、俳句など)を楽しむ。
・おいしい、うれしいというような気持ちを率直に表現する。
・自分からすすんでみんなの仲間に入っていくように心がける。 など
5.ACを上げるためのプログラム
「すみません」という言葉を多く使ってみる
・自分がしゃべるよりも、相手の話を聞くことを中心にする。
・相手に遠慮し、妥協するよう心がける。
・部下や子どもの言うことに従ってみる。
・批判せずに言われたとおりに行動してみる。 など
今日は、エゴグラムを中心に、その対応法を、交流分析のほんの一部を紹介しました。
交流分析は、人間の一生を「一編のドラマのようなもの」と理解し、「それぞれの人がその人なりの脚本をもっていて、自分の人生という舞台で、脚本に書かれている役割を演じている」と考えている。
私たちは幼児期に周囲の人々(特に両親や両親に代わる人)との人間関係の中で「これからの人生をこう生きよう」という「幼児決断」をし、「無意識の人生計画」を立てる。それがその人の人生脚本のテーマとなり、その後の人生をその脚本テーマに沿って生きていく、と理解する。
その「人生脚本のテーマ」が自分の人生の目標の達成(どのような目標であろうと)の妨げとなっているのなら、今、ここで、「再決断」をし、自分の人生目標を達成することができるのである。したがって、交流分析の目標は「幼児決断」から「再決断」への手助けをし、自律性を達成する援助をすることである。
白井幸子著「臨床にいかす心理療法」 医学書院 より
ここでいう「幼児期」とは、だいたい12才くらいまでを言うそうです。
その年頃までにした、意識的にしろ無意識にしろ、「こう生きよう」という決断は、その年頃の子どもにとってはベストなものだったでしょう。
そのとき置かれていた環境の中で生き延びていくために、子どものあなたに、他にどんな選択ができたというのでしょう。
むしろ、そうした決断をした子ども時代のあなたに拍手を贈りたいと思います。
しかし、もしあなたが30才、40才・・となったとき、必ずしも12才以下の年頃でした決断は、現在の生き方に合わないかもしれない。あなたの人生の目標を妨げるかもしれない。そのようなときには、再決断をするための手助けをしましょう、自律的に生きることを手助けしましょう、というのが交流分析です。
もし、具体的な目標が見つかったら、又はトレーニングプログラムが見つかったら、
コーチングのテーマにもなるんですよ^^
いずれも、心理療法の中の「交流分析」に出てくる言葉です。
先日紹介したPGCカウンセリングコースの最終講義は、「交流分析」でした。
「交流分析」は、1950年代、米国のエリック・バーンが創始した心理療法です。
まずは、自分の自我状態をエゴグラム(というテスト)で見てみましょう。
全部で50問です。
→ テストをする。テストを見てみる。
#どうでしたか?
エゴグラムは、人の自我を5つに分けて説明します。
1.CP (Critical Parent) :批判的な親
2.NP (Nurturing Parent):保護的な親
3.A (Adult) :大人の自我
4.FC (Free Child) :自由な子ども
5.AC (Adapted Child) :順応的な子ども
私は、アルファベットに例えると「N」型
つまり、CPに比べて、NPが高く、FCが(どーんと)低くて、ACが高い。AはNPとFCの間に位置します。
高い位置にあるのは、別の言葉では「つよみ」にもなる。
高い位置にあるものは、ほっておいても自然にでてきます。
もし、自我状態や行動を変化させたいとしたら、できることは、低い位置にあるものをトレーニングして高めること。
私の場合、抑圧されている「Free Child」を解放する必要があるようです。
「N」型は、心身症の傾向があるんですって。
トホホ・・・
#では、どうやって?
それでは、日常生活で行える自己改造(!)トレーニングを紹介しましょう。
1.CPを上げるためのプログラム
「私は~と思う」と、はっきり自分の考えを主張する。
・自分の意見をもち、それを主張することを練習する。
・決めたことを最後まできちんとやる。
・何かひとつ最後までゆずらずに頑張ってみる。
・部下や子どものまちがいを、努めてその場で叱るようにする。 など
2.NPを上げるためのプログラム
相手のよい点を見つけてほめる練習をする。
・相手の気持ちや感情を理解するように心がける。
・自分からすすんであいさつをする。
・相手の否定的な言葉や態度に応じないようにする。
・細かいことにこだわらず、相手のためになるよう行動する。 など
3.Aを上げるためのプログラム
言いたいことやしたいことを文章にしてみる。
・物事を分析し、その中に何らかの規則性がみられないかを調べる。
・同じ状況で他の人ならどう判断し行動するかを考える。
・相手の話の内容を「~ということですか」と確かめるようにする。
・1年間、1ヶ月、1週間、1日の計画を立てて、計画的に行動する。 など
4.FCを上げるためのプログラム
生活の中に遊びの時間をふやす。
・積極的に娯楽(スポーツ、映画、テレビなど)を楽しむ。
・芸術(絵、音楽、俳句など)を楽しむ。
・おいしい、うれしいというような気持ちを率直に表現する。
・自分からすすんでみんなの仲間に入っていくように心がける。 など
5.ACを上げるためのプログラム
「すみません」という言葉を多く使ってみる
・自分がしゃべるよりも、相手の話を聞くことを中心にする。
・相手に遠慮し、妥協するよう心がける。
・部下や子どもの言うことに従ってみる。
・批判せずに言われたとおりに行動してみる。 など
今日は、エゴグラムを中心に、その対応法を、交流分析のほんの一部を紹介しました。
交流分析は、人間の一生を「一編のドラマのようなもの」と理解し、「それぞれの人がその人なりの脚本をもっていて、自分の人生という舞台で、脚本に書かれている役割を演じている」と考えている。
私たちは幼児期に周囲の人々(特に両親や両親に代わる人)との人間関係の中で「これからの人生をこう生きよう」という「幼児決断」をし、「無意識の人生計画」を立てる。それがその人の人生脚本のテーマとなり、その後の人生をその脚本テーマに沿って生きていく、と理解する。
その「人生脚本のテーマ」が自分の人生の目標の達成(どのような目標であろうと)の妨げとなっているのなら、今、ここで、「再決断」をし、自分の人生目標を達成することができるのである。したがって、交流分析の目標は「幼児決断」から「再決断」への手助けをし、自律性を達成する援助をすることである。
白井幸子著「臨床にいかす心理療法」 医学書院 より
ここでいう「幼児期」とは、だいたい12才くらいまでを言うそうです。
その年頃までにした、意識的にしろ無意識にしろ、「こう生きよう」という決断は、その年頃の子どもにとってはベストなものだったでしょう。
そのとき置かれていた環境の中で生き延びていくために、子どものあなたに、他にどんな選択ができたというのでしょう。
むしろ、そうした決断をした子ども時代のあなたに拍手を贈りたいと思います。
しかし、もしあなたが30才、40才・・となったとき、必ずしも12才以下の年頃でした決断は、現在の生き方に合わないかもしれない。あなたの人生の目標を妨げるかもしれない。そのようなときには、再決断をするための手助けをしましょう、自律的に生きることを手助けしましょう、というのが交流分析です。
もし、具体的な目標が見つかったら、又はトレーニングプログラムが見つかったら、
コーチングのテーマにもなるんですよ^^
by yyumicoach
| 2007-03-10 23:49
| コーチング
つよみコーチング・子育て・思春期・メンタルヘルス・精神保健が専門。共育コーチング研究会所属コーチ。NP(Nobody's Perfect Program)認定ファシリテーター。別名:「永遠の女子大生コーチ」
by yyumicoach
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