共育コーチング研究会大会報告
昨日の研究大会、定員250名満員御礼
いらしていただけた方には、本当にありがとうございました。
だって、3連休の谷間・・感謝感激
午前中の池谷先生の講演は、時間が経つのがあっという間の1時間でした。思いっきり引き込まれる面白さで、冗談も飛び交い、それでいて脳に関する最新の治験が紹介されて、アカデミックな喜びに浸った1時間でした。それでも予定を超過していたのですけどね。サービス、サービス!
脳は大人になると成長しないと思われていますが、お話によると、実は脳の中の「前頭葉」と「線状体」という所は成人を過ぎても成長するのだそうです。
「前頭葉」は、脳の司令塔。
「線状体」は、「直感」を司る。
元々「線状体」は身体をどのように使うか、動かすかを記憶する部分で、手続き記憶(HOWの記憶)を担当します。例えば、自転車に乗ったり、ピアノを弾いたり、ソロバンはじいたり・・そういう言葉で説明できない、
・無意識かつ自動的(非陳述記憶)
・繰り返しの訓練によって身につく・・行動を記憶する係なのです。
なぜ、その係が「直感」も担当するのか?
池谷先生は、「直感」を将棋の羽生名人を例に説明します。
小さい頃から将棋をしている名人は、ふと対戦中にセオリー通りではないけれど、今この手をした方がいい、と感じるときがあるそうです。
そして、その手が不思議と有効なのだそうです。
これは「線状体」が膨大な将棋の手を記憶として蓄積していて、ふと本人の意識に浮かばせるそうなのです。
このためには膨大な繰り返しによる「学習(努力の賜)」が必要で、それがない「直感」はただの「思いつき」「でたらめ」なのだということです。
そういえば、コーチングなどでも、たくさんの話を聞いているうちに「あれ?これは相手にとって大切なこと?」を感じるようになったりします。コーチ達はこれを「直感」と呼んだりしています。
「直感」というと、なんか非科学的な感じがしますが、脳の世界ではちゃんと説明できることなんだと知って、目からウロコの1時間でした。
ちなみに「前頭葉」を鍛えるには、対面での会話が一番いいということですよ。表情や、間・場を読む力がついてきます。池谷先生は一日朝夕は必ず家族で食事をしていたのだそうです。そして・・東大へ
一日の食事はどこか1回、家族でとれるといいですね。
参加者のアンケート、どれをみても、池谷先生の講演に満点をつけてた
やったね、先生も喜ぶぞ~☆
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
午後の分科会、担当した<思春期>コーチングは一番に席が埋まってしまいました立ち見もあって、申し訳なかったです・・でも、部屋は60人定員のところ、68人+主催者が入って気温上昇するする・・暑いのなんの!
そんな中でやったワークショップ。
今回は<思春期>に接する際に一番土台になると思われる「尊重」を取り上げました。
・・というのは、<思春期>は大人として自立するために自分の価値観を確立する準備をする時期、でも、実際は大人と子どもの間を行ったり、来たりしている。身体は大きくなったのに子どもっぽいことを言ったり、反抗したり、親と関わらなくなったり、何を言っても「別に~ぃ」・・そんな子どもと一緒にいると、なんだか親の自分の方がイライラしてきませんか?
でもその「行ったり、来たり」、反抗、無口といった現象は、<思春期>に必ず通る道程。本人たちもどうにもならない所で、迷ったり、悩んだり、感情が抑えられなくなったりするのです。
それは、<思春期>が人生の中で最も劇的に成長する時期だから、それだけ揺れるのも理由あることなのです。
だからこそ、けんか腰にならずに子どもを「尊重」する方法を!
実例を挙げてくれたコーチの一人(17才男の子の母)は、このとき自分の方が関わり方を変えることにしたのだそうです。
「なにか、ママにできることはある?」
「別に、ねーよ。」
(『あらっ?』と拍子抜け)
「じゃあね、それでもママはいつでも貴方の話を聞くから、それだけは覚えておいてね。」
その会話以降、彼は無口なのは相変わらずだったけど、お母さんをあんまり心配させることは少なくなったのだと。
そして、ちょっと前に「いつまでも、こんなことしてられねーからな。」と反抗期終結宣言を出したのだそうですよ
長くなりました。
また、来年も研究大会やります。
あと、定期的に<思春期>コーチング続編も企画しますので、またアナウンスします。
よろしく~☆
いらしていただけた方には、本当にありがとうございました。
だって、3連休の谷間・・感謝感激
午前中の池谷先生の講演は、時間が経つのがあっという間の1時間でした。思いっきり引き込まれる面白さで、冗談も飛び交い、それでいて脳に関する最新の治験が紹介されて、アカデミックな喜びに浸った1時間でした。それでも予定を超過していたのですけどね。サービス、サービス!
脳は大人になると成長しないと思われていますが、お話によると、実は脳の中の「前頭葉」と「線状体」という所は成人を過ぎても成長するのだそうです。
「前頭葉」は、脳の司令塔。
「線状体」は、「直感」を司る。
元々「線状体」は身体をどのように使うか、動かすかを記憶する部分で、手続き記憶(HOWの記憶)を担当します。例えば、自転車に乗ったり、ピアノを弾いたり、ソロバンはじいたり・・そういう言葉で説明できない、
・無意識かつ自動的(非陳述記憶)
・繰り返しの訓練によって身につく・・行動を記憶する係なのです。
なぜ、その係が「直感」も担当するのか?
池谷先生は、「直感」を将棋の羽生名人を例に説明します。
小さい頃から将棋をしている名人は、ふと対戦中にセオリー通りではないけれど、今この手をした方がいい、と感じるときがあるそうです。
そして、その手が不思議と有効なのだそうです。
これは「線状体」が膨大な将棋の手を記憶として蓄積していて、ふと本人の意識に浮かばせるそうなのです。
このためには膨大な繰り返しによる「学習(努力の賜)」が必要で、それがない「直感」はただの「思いつき」「でたらめ」なのだということです。
そういえば、コーチングなどでも、たくさんの話を聞いているうちに「あれ?これは相手にとって大切なこと?」を感じるようになったりします。コーチ達はこれを「直感」と呼んだりしています。
「直感」というと、なんか非科学的な感じがしますが、脳の世界ではちゃんと説明できることなんだと知って、目からウロコの1時間でした。
ちなみに「前頭葉」を鍛えるには、対面での会話が一番いいということですよ。表情や、間・場を読む力がついてきます。池谷先生は一日朝夕は必ず家族で食事をしていたのだそうです。そして・・東大へ
一日の食事はどこか1回、家族でとれるといいですね。
参加者のアンケート、どれをみても、池谷先生の講演に満点をつけてた
やったね、先生も喜ぶぞ~☆
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
午後の分科会、担当した<思春期>コーチングは一番に席が埋まってしまいました立ち見もあって、申し訳なかったです・・でも、部屋は60人定員のところ、68人+主催者が入って気温上昇するする・・暑いのなんの!
そんな中でやったワークショップ。
今回は<思春期>に接する際に一番土台になると思われる「尊重」を取り上げました。
・・というのは、<思春期>は大人として自立するために自分の価値観を確立する準備をする時期、でも、実際は大人と子どもの間を行ったり、来たりしている。身体は大きくなったのに子どもっぽいことを言ったり、反抗したり、親と関わらなくなったり、何を言っても「別に~ぃ」・・そんな子どもと一緒にいると、なんだか親の自分の方がイライラしてきませんか?
でもその「行ったり、来たり」、反抗、無口といった現象は、<思春期>に必ず通る道程。本人たちもどうにもならない所で、迷ったり、悩んだり、感情が抑えられなくなったりするのです。
それは、<思春期>が人生の中で最も劇的に成長する時期だから、それだけ揺れるのも理由あることなのです。
だからこそ、けんか腰にならずに子どもを「尊重」する方法を!
実例を挙げてくれたコーチの一人(17才男の子の母)は、このとき自分の方が関わり方を変えることにしたのだそうです。
「なにか、ママにできることはある?」
「別に、ねーよ。」
(『あらっ?』と拍子抜け)
「じゃあね、それでもママはいつでも貴方の話を聞くから、それだけは覚えておいてね。」
その会話以降、彼は無口なのは相変わらずだったけど、お母さんをあんまり心配させることは少なくなったのだと。
そして、ちょっと前に「いつまでも、こんなことしてられねーからな。」と反抗期終結宣言を出したのだそうですよ
長くなりました。
また、来年も研究大会やります。
あと、定期的に<思春期>コーチング続編も企画しますので、またアナウンスします。
よろしく~☆
by yyumicoach
| 2007-09-24 00:47
| コーチング
つよみコーチング・子育て・思春期・メンタルヘルス・精神保健が専門。共育コーチング研究会所属コーチ。NP(Nobody's Perfect Program)認定ファシリテーター。別名:「永遠の女子大生コーチ」
by yyumicoach
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